とみたゆう子 - きっと、もっと、愛してる (1992)

COLOURS

COLOURS

タワーレコード限定の「COLOURS+5」(CRC-1736)を購入しました。
それには、ボーナストラックが5曲あります。

12.緑の家族のご招待 (シングルA面)
13.かえせたら (シングルB面)
14.Bobby (シングルA面)
15.雪どけの日 (シングルB面)
16.ストローリング・ナイト (オフボーカルトラック) (ボーナストラック)
クラウン・マスタリング・スタジオで2013年にリマスタリングしたもので、「PORTRAIT」などと比べて硬めで薄めの音作りですが、歌声を含めた音そのものはクリアで十分良いと思いました。

こういうのが好きな人は、熱烈に好きなので、あまり変なことを言うのは遠慮したいと思いますが、このファーストアルバムは、歌い方もまだ単にミルキーボイスなアイドルで、あまり上手くもありません。レコード会社の売り出し方が影響しているのでしょうか、曲もアレンジもおおむねアイドル歌謡です。
若い時の記憶として「ストローリング・ナイト」は初期の代表曲として印象に残っていますし、「ヤキモキ南風」など中毒性のあるトラックが結構あります。
また、彼女の作詞・作曲の「海」や「雪どけの日」には、今後の鱗片が見え隠れしています。
その後短期間で、シンガソングライターとして歌も曲も良くなっていくのには驚きを感じます。

しかし、このアルバムは思い入れが既にある人向けのアルバムで、後期の「PORTRAIT」などを聴いた初心者が、その延長としてプレミア価格で購入するのは、あまりお勧めできません。
その意味で、セカンドの「DEUX」とは音楽的に境界線があり、どうせプレミアを支払うなら、まず「DEUX」をお勧めします。

とみたゆう子 動画
CLASSICAL HEART

CLASSICAL HEART

昔懐かしい気持ちで、懐かしいところへ遊びに行くきっかけとなったようです。

ゴールデン☆ベスト

ゴールデン☆ベスト

愛知県出身の私には、あこがれのお姉さまでした。当時はFMの人気DJでもあり、のどから鈴が鳴るような声にやられっぱなしの青春時代、の夜でした。
初期の曲は若さと才能があふれて飛び散っているようなところですが、”Fall in Love”などの活動中期以降の作品も素晴らしい曲です。その魅力はなんといっても声の質ですが、楽曲がどんどん内容深く洗練されていくのがよくわかります。声と詩の世界、曲の完成度、どれも今のアーティストにはないものがあります。80年代では飛び抜けていたんではないでしょうか。
86年の交通事故がなかったらどんなに、、と思います。
少しでも当時を知る人は、買ってください。次のリリースにつながると思いますので。